非日常の世界観
吹く風はひんやりと、日中の晴れた空ももう“秋晴れ”と呼ぶのでしょうか。
読書の秋で新しい自分へ
新型コロナウイルスの影響で、非日常が日常化しつつある昨今です。
順応していかなければいけない場面、工夫でなんとか乗り切ることができる場面、色々な場面に遭遇することが日常茶飯事となりました。
新しい考え方を手に入れることができる機会ではあるけれど、感情の面で「それってどうなのかな」と自分に投げかけることも。自分との相談、周囲との協調etc...
目の前には様々な課題があるようにも感じます。
さて、そんな“新しい自分”との出会いを後押ししてくれるかもしれないのが読書ではないかと、近頃改めて感じるようになりました。
現実に即した内容の本でも、空想の世界を見せてくれる本でも、これまでの考え方を一新するようなアイデアがあったり、今まで考えもしなかったことを見つめるきっかけになることも。
個人的には、いわゆる“文学”に属するようなタイプが好みです。
学生時代に資料として扱ったものも、今では読み物として書棚に並んでいます。
子どもたちに言わせると「教科書に出てくるタイトル」だそうですが、『竹取物語』は美しい言葉運びが、『源氏物語』は雅な世界を知り、時に源氏の立場で、時に姫君たちの立場で気持ちを想像すると複雑に絡み合う人間模様が浮かび上がってきます。
『今昔物語』『宇治拾遺物語』などは、当時の人たちが見ていた“世の中の空気感”を垣間見ることができるようで興味深いと思います。
こちらは夫が若かりし頃に集めた漫画。子どもたちが気に入って読んでいます。
自分の暮らしとは違う世界観を味わうことができるので、我が家の読書の秋は漫画でも大賛成です(^^)
近頃気になるのがこちら
NHKで放送されているのを見たことがきっかけで次男がハマっているのが『不滅のあなたへ』。命や自分とは何かを考えさせられる本というのが、個人的な感想です。
次男がどういう視点で楽しんでいるのかはわかりませんが、色々な本との出会いがある秋になるといいなと感じているところです。