出早雄小萩神社 キツネノカミソリ
夏の終わりが近づき、花々も季節の変わり目を教えてくれます。
毎年、お盆の頃に見頃を迎える岡谷市出早雄小萩神社のキツネノカミソリですが、終盤のようではありながらまだ楽しむことができました。
岡谷市の中で、季節の花を楽しむことができるスポットの一つとして知られている出早雄小萩神社。例年、お盆の頃には、ヒガンバナ科の「キツネノカミソリ」が訪れる人の目を楽しませてくれます。
ここ10年ほどは、毎年楽しみに見に行っていたのですが、今年は行事が重なり、夏休みの宿題にも追われていたりで見に行くことができずにいました(´・ω・`)
お盆頃には天候も悪かったので、「今年は仕方ないか・・・」と諦めていたのですが、昨日、雨の隙間を縫って行ってみたら、まだ楽しむことができましたよ♪
市街地からややはずれにある、静かな神社。公園が隣接しているので、涼みに訪れる方、子ども連れで公園へ訪れる方も多いのではないでしょうか(^^)
そんな出早雄小萩神社、カタクリで有名ですが社叢には様々な花があることをご存じですか?地域の方が大切に育て、守っている社叢。季節の移り変わりを感じるにはピッタリの場所です✩
「キツネノカミソリ」って、ちょっと面白い名前ですよね(・∀・)
この名前の由来は、葉の形がカミソリに似ていること、花の色が狐色をイメージさせることなんだそうです。
狐色??
私がイメージする狐の色とは違うので、「狐色」という色があるのかを調べてみました。
『狐色(きつねいろ)とは、キツネの背の毛色に似た色合いのやや赤みを帯びた黄褐色のこと』(サイト『伝統色のいろは』より)
なるほど。日本には昔からの伝統色があり、今の色の感覚とはやや違っても「言い得て妙!」な表現の色があるから素敵ですね(o^^o)
私が初めてキツネノカミソリを見たときにイメージしたのは、『花さき山』(斎藤隆介作・滝平次郎絵)です。いいことを1つすると、花さき山に1つ花が咲くという物語。子どもの頃に母に読んでもらった記憶がよみがえり、子どもたちにも読んであげたのでした。
さて、この出早雄小萩神社。ちょっと特徴ある名前です。子どもの頃は「出早お!小萩神社」と、呼んでいました(恥ずかしながら・・・)。
しかしその由来を紐解くと・・・こちらの神社は、元々別の神社だった小萩神社と出早雄神社を合祀して、出早雄小萩神社となった神社で、祭神は建御名方命の御子神です。諏訪神社の摂社で、地域の産土神として鎮座していたそうです。
諏訪地域にとって諏訪大社の神様はかけがえのない伝統文化で、古来から人々の中に根付いている神様ですよね。その御子神を祀った「出早雄小萩神社」も、大切な文化財です(^^)
長野県自然百選にも選ばれており、これから迎える秋には紅葉の美しさでも知られています。社叢を守ってくれる皆さんに感謝しつつ、季節の花々を楽しみたいと思います♪
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