小6長男 ボランティアへ向かう
台風19号の脅威にさらされたあの日から、2ヶ月あまり。
年末の空気に包まれつつある今日この頃ですが、甚大な被害を受けた被災地では、いまだ泥かきや流されてしまったものなどの片付けが進められています。
自分も誰かの力になりたい
千曲川の決壊により大打撃を受けた長野市。
小学6年生の長男は、スポーツを通じてつながっている大切な仲間がいる地域であることもあり、「おれ、ボランティアに行きたいなぁ」と以前から話していました。
そんな時に、社会福祉協議会によるボランティア募集がありました。
新聞での広報を長男に伝えたところ
「行きたい!」
とのこと。
平日だったので、学校の先生にも相談して、ボランティア参加を決めたのでした。
好奇心と行動力のある長男。1人目の子どもということもあって、親の私たちも色々なことを経験させてもらっています。
それでも、今回のことはちょっと予想外だったなぁ。
大人の方が、自分のことに精一杯なのかもしれませんね。。
活動には、夫が一緒に参加しました。
参加者、社協スタッフ計12名が、マイクロバスに乗って長野市へ向かいました。
現地では、長沼地区へ入り、割り振られた作業にあたったとのこと。
担当したのは、大きなりんご農家さんの所。
一緒に参加したボランティアの方やスタッフと声を掛け合ったり、別団体でボランティアに来ている人同士、被災地の方たちとも「“ありがとうございます”が挨拶みたいだった」そうです。
誰かを思う気持ちや力になりたいという気持ちが、きっと飛び交っていたのだな、と思いました。
午前、午後で合わせて約5時間の作業。
泥のかき出しの他に、収穫したりんごを入れるケースを洗う作業などにもあたったようです。自分の生活圏にもりんご畑が広がっている長男の目に、この景色はどう映ったのでしょうか。
帰りには、その農家さんでりんごをいただきました。色々な思いがこもった特別なりんごです。
作業を終えて、マイクロバスが帰ってきたのは午後5時頃。
言葉数の少ない長男ですが
「行ってよかった」
と話していました。
現在、長野県では「ONE NAGANO」を合言葉に、みんなで復興に取り組もうと広報しています。
思うだけでなく、一歩を踏み出して活動してきた長男。見習わなきゃいけないなぁと思いました。
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