秋がすぐそこに・・・
お盆がすぎると、信州はいつの間にか秋へ。
暑さで寝苦しかったのがうそのように、朝晩はすっかり涼しくなりました(´ω`*)
窓を開けっぱなしで寝ていると、タオルケットだけでは、寒っ・・・となります。
スイカ三昧の日々も懐かしく感じます。もう梨やブドウがツヤツヤといい香り♪~
日中はまだまだ日差しが強めではありますが、ふいてくる風が涼しく感じます。
ああ、ほんとうにもう秋はすぐそこに。今年の秋は、どんな秋かしらん。
読書、運動、やっぱり食欲。。。?
今回、わが家の本棚からご紹介するのは
『おじいちゃんがおばけになったわけ』(キム・フォップス・オーカソン 文/エヴァ・エリクソン 絵 菱木晃子 訳 あすなろ書房)です。
だいすきなじいじと突然にお別れすることになってしまったエリック。じいじは天国へいって天使になる、とママはいいます。おそうしきでは、木の箱にいれられているじいじ。じいじは「土になるんだよ」とパパはいいます。
どちらの話もエリックにはぴんときません。そしてその晩、おばけになったじいじがエリックの部屋へやってきます。
おばけになったじいじには、もちろん足もあって、エリックとおしゃべりもできます。おばけだから、壁を通り抜けることだってできちゃいます。
ふたりは、どうしてじいじがおばけになってもどってきてしまったのか、いっしょに調べはじめます。
『おばけのほん』には、「この世にわすれものがあると、人はおばけになる」とかいてあります。
はたして、じいじの「わすれもの」とはなんなのか・・・
ふたりはいろんな思い出をゆっくりと辿りながら、それぞれに思いをめぐらせます。
さいごにじいじの「わすれもの」がわかったとき、さみしいけれど、ぽぉっと胸が温かくなります。
ひとはだれでも大切なひととのお別れのときがきます。そのときの言葉にできないいろんな気持ちを、文章にのせてくれているような、そんな絵本です。受け止めて、新しい朝がいつものようにやってくる。そんなとき、そっと寄り添ってくれるような。。。
わが家では、子どもが小さいときに、内容を丸暗記するほどにお気に入りの絵本で、その頃は毎日飽きずに読んでいました。
ほのぼのとした風合いの絵に惹かれて読み始めると、なかなか長いお話で、大人も読みごたえがありますよ。何度読んでも、そのときそのときの自分のちがう気持ちを感じることができます。ぜひひらいてみてください(●´ω`●)