大雨による被害が出ています 今後の情報にも注意を
全国的に広範囲に及ぶ線状降水帯の影響で、各地で大きな被害が出ています。
諏訪地域でも、岡谷市で、土石流による土砂の流入で尊い命が失われる惨事に見舞われました。
ご冥福をお祈りするとともに、各地で不安な夜を過ごされている方、大切な人の安否確認に心配を募らせている方、救助活動に従事されている方の安全を願っています。
届く情報はわかりやすいのか
大雨への警戒は先日来しきりに報道されていました。九州、中国地方での被害の様子もメディアを通して認識していたので、自治体の配信メールやテレビでの情報に気を配って過ごしているこのお盆期間です。
前線は1週間ほど本州付近に停滞する見込みで、今後の降雨やこれまでの雨量から考えられる土砂災害等への警戒はまだ続きます。
雨が小康状態となっても、山の上では雨が続いていたり、地盤の緩みなどによる災害の発生が心配されます。
新型コロナウイルスと同様に「自分は大丈夫だろう」「このくらいなら大丈夫だろう」は危険の入口かもしれません。一人ひとりが、そして声を掛け合える関係の方は協力して注意して過ごしましょう。
過去の災害から、こうした事態に情報を得るためのツールとして私が設定しているのが、市町村の配信メールと長野県砂防情報ステーションのメール配信です。気象庁や県のホームページなども確認します。
今回、情報を収集する中で役に立ったものとして、このほか釜口水門等のライブカメラ映像や下諏訪町防災気象情報などがあります。
国土交通省 川の防災情報でも、降雨の状況や警戒区域の情報などがわかりやすく確認できます。
メール配信によって、自分が置かれている状況に注意を払う向きにはなっていますが、今回個人的に感じたのは、言葉の内容をどう受け止めて、実際にどう行動するのがいいのかという戸惑いでした。
新型コロナウイルスの警戒状況も高まっている中での避難所への避難。
夜明け前、深夜に届く避難所開設の知らせ。
「高齢者等避難」「避難指示」をどう受け止めてどう行動すべきか。
山肌が近いことや河川が近いこと等、立地によっても判断には違いが出てきそうです。
例えば「警戒レベル3 高齢者等避難」では、住民が取るべき行動として「危険な場所から高齢者等は避難 高齢者以外の人も必要に応じ、普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、自主的に避難する」というもの。
両親は該当するのですが、河川の近くから避難所へいくことが安全なのか、垂直避難等自宅での待機がより安全なのかと判断に迷うところでした。
河川の状況を見に行くことも危険を伴うため避けることが賢明ですが、河川の状況がわからなければ家を出ていいものかどうかの判断も難しいー。
インターネットの普及で検索できるとはいえ、そうした操作が不得手な人はどう情報をえればいいのかー。
経験したことを家族で話し合うこと
日常の中で非常時を想定することの難しさを痛感するここ数日でもあります。
災害時の情報の見方やどういう状況ならばどういう対応が考えられるのかなど、今回の経験を家族で話し合っておきたいと思います。
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