花便り~そろそろ桜もバトンタッチ✿~
早朝の霜注意報が長いと思っていたのも束の間、今年は一気に春が駆け抜けているように感じます。あちこちで桜が見頃を過ぎて、違う花々へのバトンタッチが近づいてきているようです。
満開の時期を最盛期と考えると命のリレーのようにも見えますが、一つひとつの植物を見つめると、次の段階へと成長を遂げていて、本当は花の終わりも生命力みなぎる姿であることがわかります(^^)
モズの早贄 命の尊さを考えさせられます
花々の移り変わりを見ていると、命というものについて考えさせられます。暖かい陽射しにめいいっぱい手を広げているかのような桜の木々も、いよいよ散り始めてきました。
見上げる桜は少なくなってきても、今だから楽しむことができる花びらの絨毯は、これまた趣のある風景を作り出してくれます。雨で濡れて路面に張り付いてしまう前の、サーっと風に身を任せるかのような花弁は、移りゆく季節を印象づける一幕と言えるかもしれません。
モズの早贄をご存知でしょうか。
「モズのはりつけ」、「モズのくさぐき」などとも呼ばれるそうです。
全長20センチほどの鳥で、全国の平地から低山地の農耕地、林緑、川畔林などに生息するモズ。捕らえた獲物をその場で食べず、木の枝などに突き刺しておく習性があるのだそうです。
庭先のライラックの枝にその状態を見つけました。
ある研究報告では、この早贄の消費量によりオスの歌の質が高くなり、よりメスから好まれるようになるとされています。
食べる、食べられるの関係も、命をつなぐためのこの習性も、花々の移り変わりとともに命というものを考えさせられる気がしました。
その命の物語の舞台となったライラックも、開花に向けて準備を進めている様子。
満開を迎えた桜からバトンを受けるように、また違う花々が見頃を迎えてきています。
知人から20年越しのクンシラン開花の知らせが届きました(^O^)
オレンジを混ぜたような赤は、元気をもらえる気がします✿
例年、ゴールデンウィーク頃に見頃を迎える、当社から岡谷市役所へ続く沿道の八重桜も、早くも色づき始めています。
見頃を見逃さないようにしなくちゃ♪と感じた今日なのでした。
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