なまけものはしあわせもの
あら、あららこれってこんなお話しだったっけ?
今日わが家の本棚からご紹介するのは、
『しらさぎちょうじゃ』(加来 宣幸/文 小野木 学/絵 株式会社ポプラ社)
とにかく「なまけもの」のジラーが主人公。年老いたジラーの両親は働き者なのに、どうしてどうして、ジラーはたてのものをよこにもしないようななまけもの。
父さんが、となりのお屋敷の広い畑で毎日せっせと働いても、母さんがとなりのお屋敷の台所でみずくみ、まき割りをして働いても、ねむりむしのジラーはしらんかお。
ぐうぐう ぐうぐう ねてばかり。だがしかし、飯だけは食べるのであった。
ヤダワァー(;一_一)こんな子困るわぁ・・・
そんなある日、ジラーは母さんに「しらさぎがほしい」とおねだり。不思議に思った母さんは、理由を尋ねるけれど、、、はたしてジラーはとんでもなく賢いのか、そうじゃないのか。
沖縄が舞台のこの物語。背景に鮮やかな琉球紅型が盛り込まれています。
むかし話の絵本は、なんとなく落ち着いた色調になりがちですが、この絵本はどのページをひらいても、カラフルな色が楽し気♪
ジラーがしらさぎを母さんにねだる場面は、まるでジラーの背中に虹色の羽が生えたみたいにみえます笑
日本の各地で、「ものぐさ太郎」や「寝太郎」などいろ~んな「なまけもの」のお話しがありますが、なぜかみんな幸せな結末になる不思議。
こんな民話が各地に残るということは、せかせかしないでちょっとくらいものぐさのほうが、もしかしたらみんな幸せに生きられるのかしら??
旅行にでかけた親族からおみやげをいただきました。いいなあ、旅!いきたいなあっ!~
広島の厳島神社の大鳥居にも行ったとのことで、「う、うらやましい」と思いました。
足元がぬかるんでいたので、船のうえからみたとのことでしたが、やはり現地で本物を感じるって、なんにも代えがたい経験なんでしょうね。
写真や映像でしかみていないもの、わたしにもたくさんあります。いつかじっくりいろんなものを現地にみにいきたいなあ。