お雛様と鯉のぼり
こんにちは。
3月に入って、お天気は冬に逆戻りですね。今まで溜めていたのか!と思うような雪降りです。
先日、松本市の人形町通りを愛犬と歩いていたら、早くも五月人形のディスプレイに変わっていました。
松本駅から直線距離で東へ500メートル程でしょうか。正式には「高砂通り」と言います。古くは江戸時代より生安寺(現松本パルコ)の参道、生安寺小路として栄えてきました。現在は小路の100メートルの区間に、人形専門店が5店舗並ぶ全国的にも珍しい「人形の街」となっています。
散策したこの日は3月3日のひな祭りの日。
立ち並ぶ人形店のディスプレイは、ひな人形と五月人形の両方が楽しめる時期です。
松本市は旧暦で季節の行事が行われる「月遅れ行事」の地域。桃の節句・端午の節句・七夕はひと月遅れで行いますので、ひな飾りは4月3日まで飾るところが多いのです。
「3月3日がひな祭りの日」という認識も普通に持っているので、感覚的には3月3日から4月3日が「お雛様」というイメージです。面白いですよね。
だから同じ人形店でもウィンドウごとに、ひな人形と五月人形が飾られていたり、雛飾りのディスプレイの前に鯉のぼりが飾られていたりします。
もう一つ、地域性のあるお話です。
我が家は男の子ですので、初節句の時に実家から立派な五月人形が届きました。
私の実家は安曇野ですが、男の子なら端午の節句を盛大にお祝いします。桃の節句にはガラスケースに入った「わらべ人形」が届きます。女の子なら桃の節句メインに端午の節句には「わらべ人形」です。どちらも子どもの健やかな成長を願っての節句飾りですが、安曇野地方の風習でしょうかね。
人形町通りをブラブラしながら松本城まで足を延ばしたら、お堀にかかる埋橋(うずみばし)いわゆる赤い橋のそばの梅の花が咲き始めていました。
この寒さで開花に時間がかかりそうですが、その分長く楽しめますね。梅が満開になる頃、また見に来よう!