「おちぼ文庫」
こんにちは。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ずいぶんと涼しくなりましたね。
皆さん、お彼岸のお墓参りに行きましたか?我が家は何かとバタバタしていて、彼岸明けの昨日ようやくお墓参りへと行って来ました。
そう言えば、毎年お墓参りに行く時「涼しくなったね」と話している気がします。
通勤途中では稲刈りの田んぼが増えてきて、秋を感じます。
私は松本市内でもちょっと田舎の方の小学校で、毎年この時期になると「落穂ひろい」の行事がありました。
ミレーの「落穂ひろい」をイメージする方も多いと思いと思いますが、私たちが拾ったのは麦ではなく稲穂です。
町会別に町内の田んぼを回り、片手に稲穂用の袋を持ち、もう片方の手にはイナゴ用の袋を持ち、けっこうな量を拾いました。
それもそのはず、大人になってから知ったのですが農家の方が落穂ひろいの子供用に余分に稲穂を落としておいてくれたそうです。ありがたいことです。
あ、イナゴは各自家に持ち帰りお母さんに甘辛く煮てもらいました。そう!この辺では定番のおいしい昆虫食ですね!
こうして集めた落穂は学校でまとめられて換金され、学校図書になりました。
その名も「おちぼ文庫」(笑)
貸し出しができず、図書室で読むだけの「おちぼ文庫」。当時の学校の図書室にはあり得ないマンガ「サザエさん」があり大人気でした。
この時期、田んぼのはぜ掛けを見るといつも思い出します。
愛犬の散歩でよく行く松本市あがたの森公園では、木々が色付いてきたように思います。
公園内にある栃の木の実も落ち始めました。硬くて厚い殻をむいて中から大きな実が出てくるとちょっと嬉しくなってしまいます。コロコロと転がすと愛犬が喜んで追いかけます。栃の実サッカー到来です。暑さに弱い愛犬ですが、涼しくなって元気に飛び跳ねる日も出てきました。
そうだ、思い出した!栃の実が出てくる「もちもちの木」という本も、「おちぼ文庫」にあったなぁ。
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