魚の骨
結果に対する原因を探る手法として、特性要因図を作成して考える方法が有ります。
フィッシュボーンチャートとも呼ばれています。タイトルにある通り「魚の骨」のような
形をしています。
もともとは製造業で使われていました。製造の過程で起こり得る問題の原因を特定して、
有効な対策を講じるための手法として用いられてきたのです。しかし、最近では多種多様
な分野でも、潜在的な問題を見つけるための手法として広く応用されるようになりまし
た。
どうやって使う?
結果・特性がもたらされるまでには、さまざまな要因があります。
頭から尻尾まで一直線に伸びている最も太い骨が、解決したいテーマに向かう背骨です。
この背骨に対してさまざまな要因が関連付けられていきます。まずはすぐに思いつく要因
を書き出していきます。
大骨として書き出した要因に対して、それらをさらに分解していくと個々の小さな要因が
出てきます。こうした小さな要因は「小骨」として、大骨に関連付けていきます。
上記の小骨をさらに細分化して思い浮かんだものを「孫骨」として書き入れていきます。
見えているもの、見えていないものそれぞれを含めて出し尽くすことにより、様々なメリ
ットが有ります。主に以下のようなメリットがあります。
先入観を排除できる、問題意識を共有しやすい等のメリットです。曖昧さを排除した科学
的な原因究明手法と言えます。
大骨→小骨→孫骨と、思考を深めていく中で「なぜなぜ」を 5 回繰り返すことが、大きな
ポイントとなります。大骨となる要因に小骨を入れる際に出ているのは、「なぜ」という
問いに対する答えです。特性要因図を作成にするには、少なくとも 5 回は「なぜなぜ」を
繰り返してみて、そこから答えを導き出すのがセオリーとされています。
先入観や主観が入らないようにすることが大切です。主観を入れてしまうと真実をあぶり
出すのが困難になり、分析を誤ってしまうからです。
原因分析や目標達成などに向かってシッカリと考えてみれば、予想もしなかったアイデア
が沢山湧き出してくるかもしれませんよ♪
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