歴史を感じます(*´ω`*)
こちらはいわずと知れた、長野市にあります善光寺です。本当にいつ来ても、歴史を感じる立派な建立物に圧倒されます。
今年は数え年で七年に一度の『善光寺御開帳』が4/3~6/29の期間行われました。絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えし、その前立本尊の右手と本堂前に建てた約10メートルの高さの回向柱を「善の綱」で結びます。そのため、回向柱に触れることは「前立本尊」に触れることと同じことになり、とても御利益のあることとされます。
コロナ禍ではありますが、今回の御開帳には前回の参拝者の約9割に当たる636万人の方が訪れたとのこと。この数字をみても、どれだけ多くの方々が心待ちにしていたかがわかりますね。
わたしが訪れたのは、すでに御開帳の期間を終えたあとでしたので、善の綱は結ばれれてはいませんでしたが、回向柱は堂々とたっていました。
もちろんしっかりと手指消毒を行ってから、ありがたく触らせていただきました。もうこれで十分にご利益ありそう。。。
そしてこの回向柱、このあとどうなるかご存じですか?
本堂向かって左に入っていったところに、歴代の回向柱が納められた場所があります。
役目を終えた回向柱は、ここで徐々に土に還ってゆくとのこと。この柱の間にそれぞれ七年の時間があり、目の前にいままでの月日そのものの流れがみえている、そんな気持ちになる不思議な場所でした。
あんなにしっかりとした立派な柱が、徐々に朽ちてゆき、いちばん奥の柱はこんなふうになっていました。
こうして、自然に還ってゆく様をありのままにみせてくれていることに尊さを感じ、しばし、じっくりと佇みました。
善光寺は広さもあり、いつも、何度行っても、すべてをみることができていないような気がします。実際、この歴代の回向柱が納められた場所も、訪れたのは初めてでした。
(長野県民なのに~・・・)という気持ちになります。。。
自分のなかに知識がないとただ通り過ぎてしまう。それはとてももったいないことだなあ、と痛感しましたので、今度はもっと事前に、自分なりに善光寺について学んでから、もう一度あらためて訪れよう、そう思いました。