SDG’sを深めてみます③
目標:2 飢餓をゼロに
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
17の開発目標、今回は 2、飢餓をゼロに です。
あらゆる形態の飢餓と栄養不良に終止符を打ち、子どもや社会的弱者を始めとするすべての人が1年を通じて、栄養のある食料を十分に得られるようにすることを狙いとしています。
2.1
飢餓を撲滅し、誰もが一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。
2.2
あらゆる形態の栄養不良を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦及び高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。
2.3
女性、先住民、家族農家、牧畜民及び漁業者をはじめとする小規模食料生産者の農業生産性及び所得を倍増させる。
2.4
持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。
2.5
遺伝資源及びこれに関連する伝統的な知識へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正かつ衡平な配分を促進する。
2.a
後発開発途上国における農業生産能力向上のために、農村インフラ、農業研究・普及サービス、技術開発及び植物・家畜のジーン・バンクへの投資の拡大を図る。
2.b
全ての農産物輸出補助金及び同等の効果を持つ全ての輸出措置の同時撤廃などを通じて、世界の市場における貿易制限や歪みを是正及び防止する。
2.c
食料価格の極端な変動に歯止めをかけるため、食料備蓄などの市場情報への適時のアクセスを容易にする。
以上です。
過去20年間の経済の急成長と農業生産の拡大により、栄養不良の人の割合はほぼ半減しました。しかし、残念ながら極度の貧困と栄養不良は依然として、多くの国々の発展を妨げる大きな障害となっています。
2014年の時点で、主として環境破壊や干ばつ、生物多様性の損失の直接的結果として、7億9500万人が慢性的な栄養不良に陥っていると見られています。
また、9000万人を超える5歳未満児が低体重です。アフリカでは今でも4人に1人が空腹のまま眠りについています。
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