ぶどうの季節
久しぶりに本棚から発見して、いっきに読んで、せつなくてほっこりして、ムフフフとなりました。
今日わが家の本棚からご紹介するのは、
『大家さんと僕』(著者/矢部 太郎 株式会社新潮社)
お笑い芸人の矢部太郎さんと、引越し先の大家さんとの日々の出来事がぽわんとしたイラストとともに語られています。
あいさつが「ごきげんよう」の上品な大家さん。伊勢丹を愛し、日々の暮らしをちゃんと大事にしている大家さん。ご自分のやりかたで、矢部さんと向き合っていきます。
最初は、いままでの人間関係とはちがう大家さんとの距離感にとまどっていた矢部さん。とまどいながらも大家さんと触れ合ううちに、ふたりの間に、なんだろう、読み手のわたしにもほんわかしたあったかいものがあるのが伝わってきました。
ときに迷惑に思ったり、そんな自分を反省したり。
戦争を体験している大家さんのお話しは、ためになったり、今の自分の生き方をなんとなく「あああ~・・・」と思ったり。
自分も矢部さん目線で、大家さんと暮らしているような気持に。
矢部さんの誕生日におはぎに仏壇用のロウソクをさしてお祝いしてくれる大家さん。
バンジージャンプをやってみたい、という大家さん。
気ままな地域猫を「羨ましい」という大家さん。
素直で優しくてチャーミングな方だなあ。
この大家さんの物件に住んだのが矢部太郎さんでよかった、って思いました。これって、きっと不動産屋さんも矢部さんだから、おすすめしたのかなあ、って。
大家さんのお友達の「えみちゃん」と3人で旅行にまでいっちゃう矢部さん。ひとつの出会いがいろんな出会いと経験をつれてくる。
なんだかんだと、やっぱり人って人と生きているんだなあ。
またときどき読もうっと。
やってきました、今年もブドウの季節です♪
好みは様々。シャインマスカットがいちばん人気かと思いきや、赤いブドウの甘さのほうが好きという家族もいて、みんなケンカすることなく、美味しくいただきました♪
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