今年の干支は「甲辰」(きのえたつ)
今年は「辰年」
動物にあてはめると竜(龍)で唯一の想像上の動物です。
干支とは「十干」と「十二支」を組み合わせたものですから、
今年は「甲辰」(きのえたつ)
となりますが、一般的には十二支(じゅうにし)のほう(辰年)を用いて言いますね。
辰年は陽の気が動いて万物が振動するので、活力旺盛となって大きく成長し形が整う年といわれています。また、たつ(竜、龍)は権力や隆盛の象徴であることから、出世や権力に大きく関わる年ともいわれています。
竜は古代中国の神話では神獣とされ皇帝のシンボルです。そのため、竜顔=帝王の顔、竜衣=帝王の衣服、竜影=帝王の姿など、帝王にまつわるものには竜がつくことが多く、最上級の意で竜を用いるのだそうです。
また、四神のひとつ「青竜」は水中に棲み、その鳴き声で雷雲を呼び、竜巻となって昇天・飛翔するドラゴンをイメージする方も多いと思います。
この竜の姿は「竜に九似あり」といわれるように、角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(想像上の動物)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ており、長い髭をたくわえ、あごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があります。
竜はこの逆鱗に触れられることを嫌いで、触れられると激高し、触れたものを即座に殺すとされています。そう、今も使われる「逆鱗に触れる」というやつです。
ここまで書いておいて言うのもアレですが、本来「辰」という字には「竜/龍」のような「ドラゴン」という意味は含まれていないようです。(◎_◎;)
因みに、幕末の志士「坂本龍馬」を描いた「竜馬がゆく」では、「竜」の字が用いられていますが、これは「司馬遼太郎氏が描く坂本竜馬と実在の坂本龍馬を区別するため」なのだとか。
もう一方の「甲」(きのえ)
十二支に比べて、あまり聞き馴染みのない十干(じっかん)
こちらも古代中国の思想から考えられたものです。
木・火・土・金・水の五行(ごぎょう)を兄(え)・弟(と)に分けたもので、
甲(きのえ)・乙(きのと)
丙(ひのえ)・丁(ひのと)
戊(つちのえ)・己(つちのと)
庚(かのえ)・辛(かのと)
壬(みずのえ)・癸(みずのと)
となります。
今年の甲(きのえ)には、草木の成長を表す意味があり、植物が成長するように勢いを増していく年なのだそうです。
要約すると、今年(甲辰の年)は、昨年まで努力してきたことが実を結んで成就する年になるということです。
昨年は準備の年でしたが、今年はその準備してきたことがいよいよ大きく結実します。
弊社社員一同、益々頑張っちゃいます!ご支援の程宜しくお願い致します‼
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