雲海の下には・・・?
こんにちは。
先日、朝の通勤路で塩尻峠から諏訪湖を見下ろすと一面真っ白な雲海に覆われていました。
湖の暖かい水面上に冷たい空気が流れ込むと、水面からの水蒸気が冷やされて霧が発生し雲海になります。諏訪湖から発生した霧が諏訪平を覆いつくして、何度見ても幻想的な世界です。
いつも「この雲海の下にはどんな景色が広がっているんだろう」と思うのですが、この日は峠から下りて来ると、さーっと霧が流れてくる様子が見えました。そして岡谷の街中は霧に包まれていました。
そりゃそうだ、雲海は発生した霧が広範囲に広がったものなんだから、雲海の下は霧の街に決まってるよね~。
でも峠の上から、これからこの雲海の下に下りて行くと、もしかしていつまで行ってもたどり着かないんじゃないか?とか、どこか別の所に迷い込んでしまうんじゃないか?とか、まぁ朝から想像力豊かな私です。
だって、雲海のない景色とほら!全然違うんだもん。
雲海の出た日は、この後良いお天気になるそうです。
この日も一日、気持ちの良い青空が広がりました。
日中、ふと見上げると青空に飛行機が飛んで行きました。何だかいつもより近くを飛んでいる様で、ポスターになりそうな写真が撮れましたよ!
さあ、いよいよ師走です。年を重ねる毎に一年が早く過ぎるように感じるのは皆さんも同じだと思いますが如何でしょうか。
この師走の「師」、昔はお坊さんの事だと言われていた様ですが、最近では先生の事を指すのだと言われています。時代の移り変わりと共に、言葉の意味や使い方も変わって行くものなんですね。
何にこの師走の市にゆく烏(からす)
松尾芭蕉が晩年に詠んだ1句です。「烏が師走の市で賑わう街の方へと飛んでゆく。何を好んで、人込みでごった返す師走の市なんぞへ行こうとするのだろう。」混雑した人込みの中に行きたがるとは、もの好きな奴もいるもんだと烏を咎める裏には、孤独を愛しつつも賑やかな人込みを懐かしがる心を感じます。二年参りや初詣は1年の中でも有数の「賑わう街」となりますが、カラスではなくても多くの人で賑わう街は活気が有って私は大好きです。