また資格が増えた♫
家族信託専門士という資格です。
今回は一般社団法人家族信託普及協会の「家族信託専門士」という資格です。お客様から家族信託の相談を受けコーディネートして参りましたが、もっと深く・広い知識を習得したいという欲求と、前回学んでから時間が空いてしまったため、磨き直したくなった為です。前回は5年前になりますが、今回同様に前日からの2泊3日で受講して「家族信託コーディネーター」という資格を取得していました。
その時はまだ創業して間もないころでしたから会社にお金がなく、受講料も旅費も宿泊費も自腹で、必死に学んだ記憶が有ります。
必死に学んだ理由は、地域の空き家を解消して賑やかな街を創ろう!という、創業時の思いを実現したかったからです。
地域の高齢化が進むに伴って、空き家が増えています。お住まいだった方が高齢になれば、子供さんのところへ身を寄せたり、病院へ入院したり施設に入所したりして一時的な空き家になります。人口が増加していたころや子供が多かったころなら、その家を引き継いで子供が住んだり、孫が所帯を持って住んだりして自然に空き家は解消されていました。
しかし、今は少子高齢社会です。高齢化率は30%を超えて3人に1人以上が高齢者ですから、新たに家を持とうという世帯よりも空き家になっていく数の方が上回っています。全国的に見ても空き家は増える一方なのです。因みに長野県の空き家率は全国で第3位です。
その空き家を全て自社で解消できるなどとは思っていませんが、その一翼を担う事ぐらいは役立ちたいと思うのです。
家族信託が空き家解消に役立つのか?
想像してみて下さい。
心身ともに介護が必要になったり、体は丈夫だけれど、認知機能の方が覚束なくなったりしたときに、施設へ入居する為の入居費用や、介護・看護の費用を賄うために、定期預金を解約したり、保有する上場株式の売却をしたり、遊休不動産を売却したり、これらはすべて認知機能が喪失してしまっては出来なくなります。
介護施設へ入居して自宅にはもうだれも住んでいないのに、それを売却してご本人の生活費の足しにしたくても、それは出来なくなるのです。
そうならないために、元気なうちに信頼できる家族に自分の財産を託しておく制度。これが家族信託(民事信託)なのです。空き家を予防する為の一つの方法だとお判りいただけましたか。
他にも家族信託は不動産の維持・管理・運用・処分などに大いに役立てられる制度です。
法律ですから少々難しいところは有りますが、我々がしっかりと勉強して、不動産を所有するお客様と共に幸せの創造をして参ります。
それにしても( ^ω^)・・・さ
人間は強いね! 人のこと言えないけど(-_-;)
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