SDG’s深めてみます⑧
目標7: エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
ロシアによるウクライナ侵攻で、エネルギー資源の高騰や輸入量の激減などにより、設定時の予想をはるかに上回る状況の悪化が続いています。また、温暖化による気温の情報や降水量の増加なども、SDGs’の目標達成に対する必要性を肌で感じていますね。
目標7:エネルギーです、これに係る5つのターゲットをご紹介します。
7.1 安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
7.2 世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
7.3 世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
7.a 再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術
などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力
を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
7.b 各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途
上国、内陸開発途上国の全ての人々に、現代的で持続可能なエネルギーサービスを
供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。
如何でしょうか?国家間、民族間等の争いが無く、グローバルな視野で地球全体の為を想う心が共有できれば、2030年までに達成できる可能性が高まりますが、それとは逆行する現代の世相のままでは、絵に描いた餅でしょう。
建設業界では、ZEB(net Zero Energy Building)、ZEH(net Zero Energy House)という指針を作り、建築物における一次エネルギー消費量を、建築物・設備の省エネ性能の向上、エネルギーの面的利用、オンサイトでの再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間での一次エネルギー消費量が正味でゼロ又は概ねゼロとなる建築物の普及を以って、貢献しようとしています。ただ、建築コストが高額となるのは頭の痛いところです。
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