建築費はウナギ登り!
一般社団法人 建設物価調査会の発表によると、木造住宅の建築工事費は2015年(平成27年)1月を基準にして先月(11月)の工事原価は、133.2にまで上昇しているとのことです。
わずか8年前なら1,000万円で建てられた住宅が1,332万円、
2,000万円の住宅なら2,664万円!!! 664万円も値上りしているんです。
皆さんもご存じの通り、大阪万博も建築費の高騰でパビリオンの建築が難航しているほどなのですから、他人事では済まされないマイホーム取得費用の高騰です。
持ち家の取得方法は「新築(建て替えを除く)」が最多
総務省の平成 30 年住宅・土地統計調査によれば、持ち家について住宅の購入・新築・建て替え等(以下「取得方法」という。)別にみると、
①「新築(建て替えを除く)」が 990 万2千戸(持ち家総数に占める割合 30.2%)
②「新築の住宅を購入」が 738 万9千戸(同 22.5%)
③「建て替え」が 565 万6千戸(同17.2%)
また,「中古住宅を購入」は 483 万3千戸(同 14.7%)で、その内
「リフォーム前の住宅」は 336 万5千戸(同 10.3%)
「リフォーム後の住宅」は 146 万9千戸(同 4.5%)
「2016 年~2018 年9月」に建築された住宅では
①「新築(建て替えを除く)」が 44.0%
②「新築の住宅を購入」が 29.1%
③「建て替え」が 18.2%
過去の累計で新築の割合は30%ほどでしたが、前回調査の時には44%にまで増えました。最近の建築費高騰を考えると、その割合は減少傾向にあり、その分中古住宅の流通が活性化しつつあります。SDG’Sの観点からも、空き家になっている既存住宅を大切にして流通促進を図る事は必須となる事でしょう。
5年ごとに実施される「住宅・土地統計調査」は、我が国の住宅と、そこに居住する世帯の居住状況、世帯の保有する土地等の実態を把握し、その現状と推移を明らかにするために行われる調査です。
今年がその5年目になりますから、来年9月末に発表される数字がとても興味深いですね。
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