雪の夜の話と山梨
こんにちは。
最近はめっきり冷え込んで先日は雪まで降っていましたね。
11月の日中に雪が降るなんて信じられませんよね。
舞っている雪を見てふと、学生時代に読んだ小説を思い出したので今回はそれをご紹介したいと思います。
今回ご紹介する作品は太宰治の「雪の夜の話」という小説です。
太宰治といえば「人間失格」や「斜陽」等暗いイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。この作品はそれらのイメージを覆すような作品かもしれませんね。早速内容についてお話ししようと思います。
東京に暮らす主人公の少女と兄、兄嫁の三人で貧しい生活を送っていました。
お土産にもらったスルメを雪道のどこかで落としてしまいます。赤ちゃんを身ごもった兄嫁に渡そうと考えていたスルメを落としてしまった私は代わりに雪景色を目に焼き付けてそれをお土産にしようとします。兄に聞いた目に美しい風景を目に焼き付けたデンマークの水夫の話を思い出し、雪景色を目に焼き付けようと思ったのです。
最後は隣の部屋から出てきた兄を少女がからかって兄が膨れて部屋に戻ることで話が終わります。
優しく心温まる作品ですが同時に切なく、悲しささえ感じて涙が出てしまうような作品です。
以上私のお気に入りの作品でもある「雪の夜の話」でした。
さて、本日11月20日は山梨県民の日だそうです。
皆さんは山梨といえば何を思い浮かべますか?
富士山やほうとう、果物、武田信玄なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。
私はワインと吉田うどんを連想します。
大学時代は山梨に住んでいたのですが秋のこの時期になると山梨ヌーヴォーなどの山梨ワインをいくつか買って友人とよく飲んでいました。
そのためだけに数か月間節約してバイト代を貯めて買い込んだことを思いだします。
大学時代にうどん屋さんでよく食べた吉田うどんとこの山梨ワインが私にとって山梨を象徴するものになっています。
それでは今回はこの辺で失礼します。
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