文豪と東京
こんにちは。
昨日、7月9日は森鴎外の命日です。高校の国語の教科書に載っているので名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
教科書に載っている『舞姫』は鴎外の代表作です。
明治時代の作品なので言葉遣いが少し古い、硬いということで読みにくいという印象を持たれがちな作品ですが結構人によって感じ方が変わる作品のようですね。
主人公の豊太郎がエリスにした行いに対する印象一つとっても「豊太郎の気持ちもわかるな」という人、「豊太郎は許せないという」という人に分かれるようです。
読みにくい分何度も読むので心に残るのか国文学科の友人と『舞姫』の話をして中々盛り上がった記憶があります。
ちなみに本日7月10日は井伏鱒二の命日です。『山椒魚』や『黒い雨』などが代表作ですが太宰治の師匠としても有名です。
文学だけでなく太宰の私生活の面倒も見ていたようです。井伏も太宰も相手を作品に登場させていることからこの二人の関係の深さが伺えると思います。
例えば太宰の『富嶽百景』の中に鱒二は登場しています。『富嶽百景』も教科書に載っている作品なので読んだことある方も多いと思います。
この作品の中でも師匠としていますが、放屁をしたり、「私」の恰好を見ていたわったりと親しみ深さが伺えます。
一方、井伏もいくつかのエッセイで太宰について触れています。調べてみると中公文庫で出ている『太宰治』という本に井伏鱒二による太宰治に関するエッセイや解説が乗っているそうなので今度時間を作って読んでみようと思います。
有名な文豪の命日が2日も続くのは中々印象深いですね。
さて、本日は研修で東京に来ています。入社してから何回か研修で東京に来ていますが何回来ても人の多さや広い駅に慣れません。
長野では愛犬の散歩で毎日外を散歩していますが東京で10分歩くだけで疲れてしまいます。やはり人込みであったり、建物が広く複雑で困惑してしまったりで疲れるんだと思います。いつかは慣れる日が来るのでしょうか。
今日も暑くなると思いますが気合をいれて研修に臨みたいと思います。
それでは今回はこの辺で失礼します。
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