✾ちいさな あおい はな✾
このあいだ、女子たちが野原で「おはなのかんむりつくれるかな~」なんて言いながら、おはなをつんだり、四葉のクローバー☘をさがしたり。そのなかでも、この季節、いつも、それこそどこにでも咲いているこのあおいちいさなはな。その名も〈おおいぬのふぐり〉かわいいなぁ~ってみんな愛でていたので、「おおいぬのふぐり、ってどんな意味か知ってる?」「えー、知らな~い」「じつは。。。」「えーっΣ(゚Д゚)‼」というやりとりがありました。
わたしも子どもの頃に、はじめてその意味を知ったときは、びっくりしました笑
今日わが家の本棚からご紹介するのは、
『おおいぬのふぐり ふゆに みつけた ちいさな あおい はな』(矢間芳子/作 多田多恵子/監修 株式会社福音館書店)です
そんなこんなのやりとりのあと、本棚をみると、あ、あるじゃないですか、この本が♪
ふと気が付くと、どこにでもかわいらしく咲いているはな、おおいぬのふぐり。おおいぬのふぐりだけではなくて、まわりのいろんな植物のことも丁寧に描かれています。
そうそう、ひめおどりこそう、なずな。ああ、このこたちもこんなかわいいなまえがあるのね、なんて思いながらページをめくります。
雨の日には、はなは閉じたまま。うすい花びらや大切な花粉を守るため。
あぶに花粉を運んでもらって、ちゃんとまた来年咲くための準備もしっかり。
もちろん、この名の由来も説明がありますよ。
とにかく植物や動物に対する愛情が深い。。。ダイレクトにそう感じます。よく観察して、とても丁寧に緻密に描かれています。そこにあるすべてを余すところなく描いているのですが、写真ではだせない美しい線のつながり。おもわず、じっくりと見入ってしまいます。
いつも当たり前のようにある、自然の景色のなかに、生命の偉大さを感じました。
もう夏がそこまできてますね。空が青すぎて、広すぎて。
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