イイ子になるよ、ぜったいに
この本はなぜうちにあるんだろうか・・・なぜだろう??
確かなにかで紹介しているのをみて「これはっ‼」と思い、ついつい買ってしまったような。そんな気がします。
今日わが家の本棚からご紹介するのは、
『地獄・・じごく』(千葉県安房郡三芳村 延命寺蔵 監修/宮 次男 構成/白仁 成昭・中村 真男 風濤社)
もうとにかく絵が、怖い・・・千葉県にある延命寺に所蔵されている、1784年(天明四年)に江戸の絵師によって描かれた十六幅の絵巻をもとに構成されたものです。
そう、最初から子ども向けじゃないんです。可愛いとか、お茶目とか微塵もありません。ここに描かれているのは、それはもうひたすらに本当の地獄。
まずは、主人公の五平をえんま王のつかいの牛頭・馬頭(ごず・めず)が突然にむかえにきます。
いやあっ(ノД`)・゜・。暗闇のなかをすすんでいくと、数えきれない亡者がとりついた山が。。。
「おまえたちは、生きているあいだに、わるいことをしてきた。いま、そのむくいをうけているのだ!」
「ああ、あのときに、あんなことをしなければよかった!ああ・・・」
この間にも、鬼にむちでたたかれて、骨がくだけ血が流れる。ひいぃぃ・・・
その先には三途の川。そのあと、奪衣婆(だつえばば)に着物をはぎとられ、、、ついに閻魔王とご対面。針地獄いきが決定‼ぎゃーー
しかし、そこへ五平がいつも手を合わせていたおじぞうさまが。こころから罪を悔やんだ五平にワンモアチャンス!
わるい人と、いい人の境界線ってどこかしら。人はみんないろんな面をもっている。さんざん悪さをした五平にも、いいところがあったのです。
このあと五平は地獄がどんなところか、いやというほどみせられます。なます地獄、かまゆで地獄、火あぶり地獄に針地獄。それはもう恐ろしい、終わらない苦しみ。
この本をみた小学二年生の感想もついてます。子どもたちの素直な気持ちに触れて、さらに恐ろしさがせまってきます。
やっぱり、わるいことはしないでおこう。できるだけイイ子でいよう。シンプルにそう思います。
川崎大師に出かけた方からおみやげをいただきました。モッチモチの久寿餅とせき止飴。
このせき止飴がすごい!甘くて美味しいうえに、セキがほんとにとまります。必要以上にスースーするわけでもなく、ほんとうに美味しいんです。昔ながらの変わらぬ製法と書いてありますので、長年の知恵の結晶なんですね。
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