人生とお金
今日わが家の本棚からご紹介するのは、
『三千円の使い方』(著者/原田 ひ香 中央公論社)
人生は三千円の使い方で決まる、そう祖母に言われた御厨 美帆。ちょうど祖母からもらったお年玉は三千円。友達と美味しいものを食べて、好きなものを買ってしまったら終わってしまった三千円。
自分で稼いでいない、あくまでも生活は当然のように守られた状態で「おこづかい」としてお金をもらっているときには、もしかしてわかりっこない、のかも。
娘、母、祖母、孫、嫁、妻、妹、姉・・・
生きていくと、いつの間にかいろんな役割を背負って、いろんな立場になる私たち。
ずっと同じ自分でいたはずなのに、同じではいられないし、いるべきでもないのかも。
自分の子どもをみていて「もしかして孫って最強なのか(゚Д゚)ノ」と感じたことをふと思い出しました笑
各章で語り手がかわっていくので、いろんな立ち位置から物語を感じることができます。
それぞれにいろんな思いがあって、正解がない問題を互いに思いやりながらいっしょに考えていく。やっぱり大事な家族の問題だから。
この本のなかに書かれているお金は、わたしが使ってきたお金とこれから必要になるお金。
人生は喜ばしいことにも悲しいことにも、やっぱりお金がかかります。
私からみると、「えーっ!こんやヤツぶっとばすぞ」と思ったり、真面目で優しいけれど「なんだかなあ」と感じたり・・・彼女たちをとりまくいろんなタイプの男性も登場します。
「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。」
これもまた美帆の祖母の言葉。じんわりと心にきます。
久しぶりに外でランチです♪
そもそも自分でなにもやらなくていい、誰かが作ってくれるだけでもうれしいのに、いろんな味がちょこちょこ楽しめて、ほんとに幸せ~(*´ω`)
美味しくて、楽しかったので、わたしにとってランチ代以上に価値のある時間でした♪