「金利が下がるまで待つ」が危険な理由と買い時の見極め
「金利が上がっているなら、下がるまで購入を待った方がいいのでは?」と悩む方も多いでしょう。しかし、結論から言うと「金利低下を待つ」という選択は、かえって総コストを増大させるリスクがあります。
その最大の理由は「建築コスト・物件価格の高騰」です。世界的な資材価格の高騰(ウッドショックやナフサショックなど)や人手不足による人件費の上昇を背景に、住宅の建築費や新築・中古の物件価格は高止まり・上昇を続けています。建築費が下がる見通しが立たない現状では、購入を数年先送りしても物件価格が下がらない可能性が高いのです。
さらに、購入を待っている間も「賃貸の家賃」を払い続けることになります。例えば月10万円の家賃を3年払えば360万円の支出となり、これは掛け捨ての費用となります。また、住宅ローンの返済開始年齢が遅くなることで、完済時の年齢が上がり、老後資金の計画にも影響を与えます。
つまり「金利が落ち着くまで待つ」ことで、かえって「高くなった物件を、家賃を払った後に、短い返済期間で買う」という悪循環に陥る危険があるのです。
住宅の「本当の買い時」とは、市場の金利動向だけで決まるものではありません。「家族のライフステージ(結婚・出産・進学など)」と「家計の資金準備」が整ったタイミングこそが、最善の買い時と言えます。













